URALを知る少し前のオハナシ。
単車でどこでもキャンプする為、しや雨天でも安心して移動できる様にと大容量パニアケースを外国より取り寄せコンパクトに収納。
荷物は必要な物を最小限にパッキング。その為に必要なアイテムは全てコンパクトかつ安定した商品を少しづつ吟味して配備していた。
なるべく積載はせず、必要な物を最小限に。
本当に快速旅団の団長様にはお世話になりました。
雨具ジャケット(ストームクルーザーとコンビで使用)とペリーヌバックは本当に役に立っております。
年間10,000キロ以上もホイホイ走っていたあの頃が懐かしい。
しかしBMW2台乗り継いだけれど全然(と言うか)壊れなかった。
大雨でリヤタイヤパンクしてるのに気づかず帯広~洞爺高速道タイムアタックしてデフシールからオイルダバ漏れ事件やりましたが。
今ではケロリン桶が追加された…って全然キャンプに行ってない。
classic解説(2024/3/21)
そう、遊びに行かない者が楽しい遊びを提案なんて烏滸がましい。
いやそうじゃない、行きたくて行きたくて仕方がない衝動をベクトルを変えて表現する。
自由に動く体がもう無いという現実を打破したく自力でもがいている。
単車に乗り始めて孤独をエンジンの音でリズミカルに振動させる。
好きな音楽を聴きたい為にノンビリ走れるマシンを選んだらとんでもない代物だった。
まあ一度は乗ってみたいと思ったBMWの水平対向エンジン、確かにスバル車のような捻れ唸り感。
100kmの工程があっという間に駆け抜ける、2泊3日の関東圏の往復も楽にこなす。
当時の体力も半端なかったと今なら感心する、寝るのは津軽海峡上の4時間半のみ。
「時間は短縮できる」
多分、ライダーに対しての冒涜かもしれない。そこには走るのは理由があり、走るのは工程だけだから。
何台か時間短縮マシンを乗り継ぎ、工程ライダーを卒業する。
単車から降りた。
工程に二輪も四輪も関係ない、という理屈が表面化する。つまり体力の限界点。
仕事もストレス満タン、息抜きのライダータイムも少なくなり時間を楽しむというスローな工程を。
そんな中、全てを自由と背中に描いた若者が自信の半身とも言えるマシンに乗って海の向こうから現れた。
彼は一体何と引き換えに自由という枠のない世界に放たれたんだろうか?
そんな事よりも半身のマシンに目が留まった。
かつてモノマガジンかガジェット雑誌の1ページに乗っていた気がする。
「URAL」
奴は何者なんだ、弾む動悸がおさまらない。
7年前、かつてのライダーがバイクから降り、ひょんなことからちょっとだけバイクに乗り出し3年が経った頃。